ロジスティクス
発足式では、釜山港に積み替え貨物を誘致するため、「荷役料など費用の引き下げが必要」といった声や、「ターミナル間の積み替え貨物の効率的な運送システムの構築を急ぐべき」「港湾背後団地の貨物創出に向けた機能活性化や、積み替え貨物のインセンティブの強化、フィーダー船利用に向けた費用支援などが必要」との意見が出された。
釜山港ネットワークは今後、急変する世界的な海運状況に積極的に対応し、長期的には釜山港の競争力を向上させるためのコミュニケーション空間として役割を担う。
背景には、「P3ネットワークが設立されれば超大型船が主要港湾に直接寄港するため、積み替え貨物が減る」との懸念が高まっていたことがある。釜山港は全貨物取扱量のうち積み替え貨物が49%を占める積み替え貨物中心港湾のため、こうした懸念への対応を求めるニーズが強い。