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国交省、ディーゼルクリーンキャンペーン強化月間を開始

行政・団体国土交通省は1日、6月末までの1か月間を対象期間として「ディーゼルクリーン・キャンペーン」の強化月間を開始した。

「不正改造車を排除する運動」と併せて実施するもので、期間中に全国で176回の街頭検査を計画している。

特に(1)歩行者、運転者などが見にくい窓ガラスへの着色フィルムなどの貼付(2)灯光の色が不適切な灯火器、回転灯などの取付け(3)タイヤ、ホイールの車体外へのはみ出し(4)騒音の増大を招くマフラーの切断・取外しなど(5)不正軽油燃料の使用——
といった悪質事案に対しては、街頭検査などを通じて整備命令を発令し、従わない場合には車両の使用停止などを含む処分を行う。

また、運輸支局などに相談窓口として「不正改造車110番」と「黒煙110番」を設置し、寄せられた情報に基づいて不正改造車ユーザーに不正改造状態の改善や改修結果の報告を求める。不正改造などを行った場合、報告徴収、立入検査によって不正な二次改造の抑止・早期発見と指導を行う。

このほか、ポスター13万枚の掲示、チラシ63万枚の配布、自動車整備士養成施設などへの運輸支局の出前講座、全国293社の乗合バス事業者の協力による広報横断幕の掲示などを行い、積極的な不正改造の排除を呼び掛ける。