エーアイテイー(AIT)が7日発表した8月中間決算は、利益率の低い日用雑貨の取扱い拡大や国内配送費用の値上げに伴う仕入れコストの増加が影響し、営業利益が6.8%減少した。日本、中国で3PL案件の獲得に取り組み、売上高は前年同期を上回ったが、利益率の低い日用雑貨の海上輸送を拡大したほか、国内配送費用の値上げが減益要因となった。
財務・人事6月以降は改善効果が現れ、売上総利益率は前年同期の23%から22.7%と0.3ポイントの低下にとどまった。
ただ、採用活動が厳しさを増し、中途採用活動の採用経費が増加。営業社員の採用以外にも通関受注の拡大で業務社員の採用を併せて進めたことから、人件費を中心に販売費、一般管理費が増加。
こうした事業環境を考慮してコストの抑制に取り組み、営業利益率は改善傾向で推移した。
[エーアイテイー]2015年2月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2015年2月期第2四半期 | 2014年2月期第2四半期 | 増減 | |
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売上高 | 10,163 | 9,016 | 12.7% |
営業利益 | 608 | 652 | -6.8% |
経常利益 | 639 | 669 | -4.4% |
当期純利益 | 377 | 477 | -21.0% |