ロジスティクス日本郵船は2日、アストモスエネルギー(東京都千代田区)と新造の大型LPガス外航船(VLGC)1隻の定期用船契約を2月27日に締結したと発表した。
新造船は、17年第2四半期竣工の三菱重工業建造VLGCで、同社が共栄タンカーから竣工時から用船し、同時にアストモスエネルギーとの5年間の定期用船契約に投入する。
アストモスエネルギーは15年度からの新中期計画で、LPGの取扱量を現在の年間1000万トンを17年までに1200万トン超に増やす計画で、中東、米国、西アフリカ、豪州での新規LNGプロジェクトに伴うLPGなど今後成長分野として期待されるLPG事業を担っている。
日本郵船はアストモス社向けVLGCの11隻目となる今回の定期用船契約を通して関係をさらに強化し、LPG船隊の整備と輸送力強化を図る。
■契約の概要
契約締結日:2015年2月27日
本船:VLGC(8万3000立方メートル型LPG船)
船主:共栄タンカー
用船者:アストモスエネルギー
建造造船所:三菱重工業
契約期間:竣工から5年間
竣工:2017年第2四半期