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2月に開催したセミナーへの参加希望者が定員を大幅に上回ったことを受け、ほぼ同じ内容で追加開催したが、23日も定員を超える49人の受講者が参加した。
基調講演を行った船井総合研究所の廣田幹浩氏(経営戦略本部チーフプロジェクトマネージャー)は、「2015年以降の市場を勝ち抜くための物流・ロジスティクスに求められる要件」と題し、今後の物流・ロジスティクス、SCMに必要な考え方や取り組みについて解説した。
続いて、ゼブラ・テクノロジーズ(旧モトローラ)の近藤瑞徳氏(エンタープライズビジネスアカウント・マネージャー)は、モバイルコンピュータ、スキャナー、無線LAN、RFID、業務用プリンターなど、自社製品が世界レベルでトップシェアを持つに至った経緯や優位性について、事例を交えて紹介した。
セミナーを主催したインフォアジャパンからは、ビジネスコンサルティング本部の植木貴三本部長(常務執行役員)が、失敗から学ぶプロジェクトの進め方にもスポットを当てながら、SCMの最適化に必要な施策を説明。
機能ごとに利用されることが多かった従来の物流・倉庫管理システムの限界を示し、失敗事例の何が行けなかったのかを検証することで、「現場目線と企業戦略のバランスのとれたWMS」であることが重要だと指摘した。
また、膨大な失敗事例の検証を重ねて作り上げた同社製品の特徴を説明した上で、WMS導入を成功させるポイントについて「正解や王道を求めるのではなく、バランスの保持がカギ」だと強調した。