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原油輸入の中東依存度85.5%、2か月連続で上昇

調査・データ資源エネルギー庁が4月30日に発表した3月の石油統計速報によると、3月の原油輸入量は1817万kl、前年同月比3.7%減と5か月連続で前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(683万kl、16.4%増)、アラブ首長国連邦(448万kl、2%増)、カタール (132万kl、47.1%減)、イラン(131万kl、90.8%増)、クウェート(123万kl、21.4%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は85.5%で、前年同月に比べて0.1ポイント増と2か月連続で前年を上回った。

燃料油の生産は1561万kl(8.5%減)。油種別では、ジェット燃料油は増加したが、ガソリン、ナフサ、灯油、軽油、A重油、B・C重油は減少した。

燃料油の輸入は308万kl(1.6%減)と3か月連続で減少した。輸出は234万kl(10.2%減)で5か月ぶりの減少となった。

国内販売は1665万kl(6.2%減)と12か月連続で減少。ナフサ、ジェット燃料油は前年を上回ったが、ガソリン、灯油、軽油、A重油、B・C重油は下回った。在庫は922万kl(2.1%増)で7か月連続の増加となった。ナフサ、ジェット燃料油、軽油は増加したが、ガソリン、灯油、A重油、B・C重油は減少した。