ロジスティクス日新が11日に発表した前3月期決算は、物流事業でアジアの好調が継続、日本の回復と中国の堅調が収益に寄与し、15.4%の営業増益となった。
国内の物流は、輸出海上貨物が自動車の現地生産拡大に伴い北米・アジア向けを中心に自動車関連部品、機械設備の取り扱いが順調に推移。11月以降は北米西岸港混雑の影響を受けた。危険品の取り扱いは好調に推移した。輸入海上貨物は、アパレル、雑貨などが堅調だったものの、製材・合板関係は消費増税の影響を受けて伸び悩んだ。
海外では中国で米国向け自動車関連貨物の取り扱いが増加し、電子部品、部材の航空輸出や倉庫業務が順調に推移、倉庫保管料を伸ばした。
今期は自動車関連物流を軸に海外事業の強化・拡大、事業環境が激変する国内での事業再構築を進め、売上高2130億円(4.2%増)、営業利益54億円(15.8%増)、最終利益26億円(6.2%増)を見込む。
[日新]2015年3月期連結決算(単位:百万円)
2015年3月期 | 2014年3月期 | 増減 | ||
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売上高 | 204,461 | 193,709 | 5.6% | |
営業利益 | 4,664 | 4,042 | 15.4% | |
経常利益 | 5,135 | 4,681 | 9.7% | |
当期純利益 | 2,447 | 2,624 | -6.7% |