ロジスティクス住友倉庫が5日発表した9月中間決算は、海運事業で輸送実績が前年同期を上回り、不動産賃貸収入の増加もあって増収増益となった。売上高営業利益率は前年同期の5.4%から6.1%へと上昇した。
物流事業は倉庫、港湾運送、陸上運送で減収となったものの、海外子会社の業績や東南アジア関連の一貫輸送が堅調だったことを受け、0.5%ながら増収を確保。海運事業は北米向けコンテナ貨物が前年同期を大きく上回る取り扱いとなったほか、為替相場が前年同期に比べ、円安となったことから、29.9%の増収、燃料油価格の低下が寄与して利益が2.2倍に膨らんだ。
[住友倉庫]2016年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第2四半期 | 2015年3月期第2四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 88,038 | 83,013 | 6.1% | |
営業利益 | 5,360 | 4,505 | 19.0% | |
経常利益 | 6,598 | 5,218 | 26.5% | |
当期純利益 | 4,021 | 3,845 | 4.6% |