LOGISTICS TODAY|国内最大の物流ニュースサイト

日本郵船、2万TEU型のコスト競争力持つ1.4万TEU船竣工

ロジスティクス日本郵船は22日、ジャパンマリンユナイテッド呉事業所で1万4000TEU型コンテナ船「NYKブルージェイ」が竣工したことを受け、船主から用船を開始したと発表した。

NYKブルージェイは、機関室スペースを最小に抑えて積載効率を高めた船型を採用。主機にはハイ・ロー2つの出力レンジを任意で選択できる、世界初デュアルレーティングシステムを装備。これにより、二酸化炭素排出量、燃料消費量を大幅に抑えることに成功、同社が「2万TEU型と比べても遜色ないコスト競争力」と表現する、業界最高水準の省エネ運航が可能になった。

新造船は10隻の定期用船契約に基づくシリーズ1番船で、残る9隻も2018年6月までに段階的に竣工し、用船する。日本郵船はNYKブルージェイをアジア・欧州航路へ投入する。

■NYKブルージェイの概要
全長:364メートル
全幅:50.6メートル
型深:29.5メートル
夏期満載喫水:15.79メートル
載貨重量トン13万9335トン
総トン数:14万4285トン
船籍:パナマ