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湘南ベルマーレのスポンサー務めた運送会社が破産

M&A東京商工リサーチは26日、神奈川県平塚市の運送会社「ヤマコー物流」が2月5日に事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任したと発表した。負債は債権者120人に対して4億円。

同社は1977年に設立し、地場食品関連の荷主の専属的な運送事業者として営業基盤を確立。ピーク時には60台の車両を保有し、同業他社からの下請け業務を受注するなどして取引を拡大。2013年7月には湘南ベルマーレのスポンサーにもなっていたという。

しかし、受注競争の激化に伴って近年の売上高は5億円程度で推移し、人件費や外注費、車両費などが重荷となって赤字決算を散発、債務超過に陥っていた。15年9月頃には残業代未払いなども表面化したが、抜本的な改善を図れず資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。