サービス・商品岡村製作所は11日、ノルウェーのハッテラント・コンピューター社と提携して販売するロボットストレージシステム「オートストア」を、ニトリホールディングス傘下のホームロジスティクスが運営する通販センター(川崎市川崎区)に納入し、2月から稼動したと発表した。オートストアを日本国内で納入したのは初めて。
ホームロジスティクスは、今後の通信販売事業の拡大、取扱アイテム・物量の増大、人手不足などに対応するためにオートストアをを導入した。導入後初の繁忙期を目前に控え、1日当たり50人の省人化が可能と想定している。
出庫はグリッド上のロボットが縦横無尽に走行し、目的のコンテナを吊り上げ、ポート(ピッキングステーション)へ自動搬送する。ピッキングが定位置で行えるため、作業者の負担が少なく、ミスのない効率的なピッキングを実現する。
また、ロボットやグリッドを追加するだけでシステムの拡張、能力アップに対応できるなど拡張性が高い。
また、通路スペースを削減する構造となっているほか、上部空間を活用して高密度に保管できるため、省スペース化と在庫保管能力の向上にも効果を発揮している。