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G6アライアンス、夏季アジア・北米航路を改編

ロジスティクス商船三井は21日、同社が所属する定期コンテナ船共同運航組織「G6アライアンス」の2016年夏季アジア・北米航路のサービスを発表した。

アジア・北米東岸航路では、6月中旬にアジアを出航する船から「PA2」サービスで上海、東京(東航)に追加寄港する。東京は既存の西航で寄港しているが、新たに東航でも寄港することにより、日本発着ニーズに対応する。また、スケジュールの安定化を図るため、ニューヨークへの寄港を停止する一方、新サービス「NYX」の提供を開始する。

このほか、「PA1」東航でサバンナ(米国ジョージア州)とノーフォーク(バージニア州)への寄港を廃止し、スケジュールの安定化を図るほか、「CEC」サービスでは新たに高雄(台湾)へ追加寄港する。

これらの改編に伴い、「NYE・SCEコンボ」と「NCE」の2サービスを廃止。NYE・SCEコンボは6月2日に厦門港へ入港する「ヒュンダイ・ダイナスティ046EW」が、NCEは5月29日に釜山へ入港する「ヒュンダイ・インテグラル051EW」がそれぞれ最終航海となる。

アジア・北米西岸航路では、「CC2」サービスを再開し、これに合わせる形で「CC4」サービスの寄港地を変更する。

G6アライアンスは、商船三井(日本)、日本郵船(日本)、APL(シンガポール)、ハパックロイド(ドイツ)、現代商船(韓国)、OOCL(香港)の6社で構成。12年3月にアジア・北欧州航路、アジア・地中海航路でサービスを開始し、同年5月にアジア・北米東岸航路に協調範囲を拡大、14年5月にはアジア・北米西岸航路、大西洋航路に協調範囲を広げている。

■アジア・北米東岸航路の寄港地
PA2:東京-神戸-釜山-上海(大小洋山)-東京-パナマ運河-マンザニーロ(パナマ)-マイアミ-サバンナ-ジャクソンビル-チャールストン-ノーフォーク-マンザニーロ(パナマ)-パナマ運河-バルボア(パナマ)-ロサンゼルス-オークランド-東京
NYX(新規):青島-寧波-上海(大小洋山)-釜山-パナマ運河-マンザニーロ(パナマ)-ニューヨーク-ノーフォーク-サバンナ-マンザニーロ(パナマ)-パナマ運河-釜山-青島
PA1:釜山-上海(大小洋山)-神戸-名古屋-東京-バンクーバー-タコマ-オークランド-ロサンゼルス-パナマ運河-マンザニーロ(パナマ)-ニューヨーク-ハリファクス-サザンプトン-アントワープ-ブレーマーハーフェン-ロッテルダム-ハリファクス-ニューヨーク-ノーフォーク-サバンナ-マンザニーロ(パナマ)-パナマ運河-ロサンゼルス-オークランド-横浜-釜山
CEC:高雄-香港-蛇口-塩田-シンガポール-スエズ運河-ニューヨーク-サバンナ-チャールストン-ノーフォーク-スエズ運河-ジェダ-シンガポール-カイメップ(ベトナム)-高雄
SVS:香港-塩田-カイメップ(ベトナム)-シンガポール-スエズ運河-ノーフォーク-サバンナ-ジャクソンビル-チャールストン-喜望峰かスエズ運河-コロンボ-シンガポール-香港
AZX:レムチャバン(タイ)-シンガポール-コロンボ-スエズ運河-ダミエッタ(エジプト)-カリアリ(イタリア)-ハリファクス-ニューヨーク-サバンナ-ノーフォーク-ハリファクス-カリアリ(イタリア)-ダミエッタ(エジプト)-スエズ運河-ジュベルアリ-シンガポール-レムチャバン

■アジア・北米西岸航路の寄港地
CC2:寧波-上海(外高橋)-釜山-ロングビーチ-寧波
CC4:上海(外高橋)-寧波-ロサンゼルス-オークランド-上海(外高橋)