ロジスティクス丸和運輸機関が12日に発表した前3月期決算は、ドラッグストア向けなどの既存取引先を中心に拡大したほか、新たにスーパーマーケットの物流業務を獲得して11.7%の増収、これに燃料調達価格の下落が加わり、営業利益も32.6%増の38億7900万円となった。
丸和運輸機関 | 2016年3月期本決算 |
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累計(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | (前年同期比) |
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売上高 | 60,364 | 11.7% | 15,082 | 15.5% | |
営業利益 | 3,879 | 32.6% | 6.4% | 535 | 6.8% |
経常利益 | 3,888 | 26.9% | 6.4% | 520 | 1.8% |
当期純利益 | 2,578 | 44.9% | 4.3% | 234 | -33.3% |
訪日外国人観光客によるインバウンド消費を背景として増加する物量や、インターネット通販の拡大に対応する物流体制を構築。重点分野としている低温食品物流で物流センター4拠点を稼働させた。
今期は小売業に特化した物流事業の基盤強化に向け、食品スーパーの3PL業務をターゲットとした営業活動を展開。人材や車両不足解消のため、新卒の積極採用や輸配送パートナー企業との連携に取り組む。これらにより、売上高660億円(9.3%増)、営業利益44億8300万円(15.6%増)、経常利益45億円(15.7%増)、最終利益27億3800万円(6.2%増)を見込む。