荷主ジャパンマリンユナイテッド(JMU)は31日、津事業所(三重県津市)で建造していたゴールデンフルハム社向け次世代省エネ型バルクキャリア「GOLDEN FULHAM」(ゴールデンフルハム)を引き渡したと発表した。
同船はフランスのダンケルク港要求を満たす、環境性能に優れた「Gシリーズ」の載貨重量18万2000トン型バルクキャリア。
低風圧居住区による風圧抵抗の削減や低摩擦塗料による摩擦抵抗の削減等によりGHG削減し燃費を向上したほか、推進性能面では従来のサーフバルブ、スーパースチームダクトといった省エネ付加物を装備した。
加えて、レッジバウと呼ばれる船首形状を採用することで、実海域での波浪中の船速低下を軽減した。バラスト水処理装置を標準装備し環境面に配慮した。
また、環境保護への特別な対策が講じられた船舶に与えられるABSの船級符号「エンバイロノーテーション」を取得している。
■概要
主要寸法:全長292.メートルx幅45メートルx深さ24.55メートルx喫水18.18メートル
載貨重量:18万2000トン
総トン数:9万3200トン
主機関:MAN B&W 7S65ME-C8.2
航海速力:15.05ノット
定員:27人
船級:ABS
船籍:香港