ロジスティクス日本郵便の4-6月期決算は、買収した豪州トール社の売上が昨年7月以降の反映となったため、前年同期比で売上高がトール社分の1543億円を併せて1688億円増加したものの、営業利益は54億円減の32億円にとどまった。
2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 898,243 | 23.2% | |
営業利益 | 3,215 | -63.1% | 0.4% |
経常利益 | 5,272 | -48.2% | 0.6% |
当期純利益 | 4,453 | -86.6% | 0.5% |
郵便・物流事業は参議院選挙の影響で郵便物の取り扱い収入が伸び、ゆうパック、ゆうメール、レターパックも堅調だったことで70億円の増収となったが、料率の上昇に伴い法定福利費が増加、人件費も膨らみ、前年同期並みの58億円の赤字となった。
国際物流事業は、トール社の損益を昨年7月から連結化。売上高1543億円、営業利益(EBIT)17億円と前年同期比で減収減益となった。金融窓口事業は営業利益が20億円減の144億円となり、3事業トータルで54億円の減益と伸び悩んだ。