ロジスティクス福山通運が6日発表した2016年4月から12月までの9か月間(第3四半期)の決算は、主力の運送事業で増加したコストを吸収しきれず、国際海上フォワーディング事業でも部門利益が35%以上減益となったのが影響し、全体の営業利益が11.1%減最終利益も2.8%の減益となった。
売上の9割近くを占める運送事業では、12月に大分県下で4か所目となる佐伯営業所を開設して輸送サービスを強化したほか、中核の商業小口荷物分野に注力するため、取扱荷物の選別を強化し、積極的な運賃・料金改定を進めたが、増加するコストを吸収しきれず、部門利益は91億5700万円(前年同期比10.3%減)にとどまった。
また、国際事業は通関の取扱件数が急速に持ち直した一方、海上フォワーディング事業の収益力が大幅に低下し、35.4%の減益となった。
■第3四半期(2017年3月期)
期初からの累計実績(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 | 直近3か月(百万円) | 前年同期比 |
|
売上高 | 192,644 | 0.3% | 62,682 | 0.5% | |
営業利益 | 9,408 | -11.1% | 4.9% | 2,372 | -17.1% |
経常利益 | 10,752 | -10.2% | 5.6% | -- | -- |
最終利益 | 8,121 | -2.8% | 4.2% | -- | -- |