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通常期は独フランクフルトハブと花を育成している国々の間を週に数回往復しているが、2月は集中する需要に対応するため、自社開発した特殊な鮮度保持資材などの最先端技術を搭載した特別チャーター機をキト(エクアドル)とナイロビ(ケニア)からフランクフルトへ運航させるという。
同社によると、一般的にバラはケニアか南米からその「旅」を始める。これらの国々は最高の成長条件が整い、一年を通してバラ栽培に理想的な気候となっている。バラ農園では1日に数回、バラを収穫した後、すぐに水に入れて冷却。仕分けと梱包を経て空港に直接持ち込まれ、貨物室で完全な温度管理が保たれたコンテナに収容され、航空機に積み込まれる。
そうしてフランクフルト空港に持ち込まれたバラだが、同空港に「滞在」するのはわずか数時間で、ほぼすべてがこの街のマイン川から輸送され、欧州の愛好家の手に届けられる。