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乾汽船が「はじめての中期経営計画」策定

ロジスティクス乾汽船は13日、2017年4月から20年3月まで3年間の中期経営計画を策定したと発表した。旧乾汽船と旧イヌイ倉庫が合併してから最初の中期経営計画となるため、計画名は「はじめての中期経営計画」とした。

「3年以内に海運市況が回復する」ことを前提として、最終期に売上高212億4000万円(17年3月期見込み183億1300万円)、営業利益19億9500万円(同20億6000万円の赤字)、最終利益19億100万円(5億8700万円の赤字)と、売上拡大と黒字転換を見込む。

倉庫・運送事業については、自社を取り巻く競合状況について「高度先進の物流業者の台頭に加え、内需の縮小傾向に影響され、弱者敗退を迫られる厳しい環境となりつつある」との認識を示し、「カイゼン活動の継続」「既存のネットワークを活用した協業モデルへの取り組み」でこうした環境に伍していく。

不動産事業では、20年東京五輪を機に同社事業の中心である勝どき・月島の隣接エリアに新たな街が創出されること見込みとなっていることから、エリア内で長期的な再整備方針を定め、「魅力ある街づくり」に向けた準備を進める。