話題プロロジスは24日、EC物流業務代行のアッカ・インターナショナル(東京都港区)と組み、次世代型物流施設の開発を見据えたAI物流ロボットの活用を開始すると発表した。
すでに今月から「プロロジスパーク千葉ニュータウン」(千葉県印西市)でロボットによる物流業務のテスト稼働に入っており、荷主であるビルケンシュトックジャパンの賛同を得て、8月から実際の物流業務を行う。
ロボットはギークプラス(中国北京市)が開発したもので、中国最大のECモール、アリババグループの「T-mall」(天猫)などが採用。国内の物流施設では初の導入となる。
プロロジスでは「物流現場のニーズに応える次世代の物流施設のあり方を検討しており、国内での第一弾としてこのたびの取り組みに至った」と説明。今後は物流施設内のIoT化、AI・ロボット活用について、施設面の課題を検証し、次世代の物流オペレーションに適した施設開発の参考とする。
実証実験によって得られた知見やデータは公開する方針で、9月には荷主企業や物流事業者を対象とした見学会を計画している。