拠点・施設シャープは13日、酸化物半導体(IGZO)を採用した高性能液晶パネルの生産を、亀山第2工場で3月から開始し、今月から本格生産に移行すると発表した。
世界的に需要が急拡大しているモバイル機器向けの中小型液晶パネルの生産体制の構築を図るため、同工場の既存ラインの改造を進めていた。
新たに生産を開始した液晶パネルは、新材料の酸化物半導体(IGZO)を採用することにより、薄膜トランジスタの小型化を図ることができ、1画素あたりの光の透過量を高めることにつながるため、低消費電力化が可能。
また、液晶テレビ「AQUOS」で採用しているUV2A技術で培った光配向技術を活用することで、高品位表示を実現する。