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地元の黒川小学校4、5年生など50人を招待した。同船は名村造船所の初めての自社設計による建造の新鋭船で、12日に「利根川」と命名されている。
見学会に先立ち、10日に、川崎汽船植山船長、佐々木・原田両一等航海士による同船の紹介、船内での生活、世界と日本を結ぶ海運の役割に関するレクチャーを実施した。参加した小学生からは、「船長の仕事は指示以外にどんなことがあるのか」「女性船員はいるのか」「『キャプテン』『チョッサー』以外の呼び名はあるのか」などの質問があがった。
操舵室では、舵輪やレーダーなどの機器の説明を受け、汽笛を鳴らしたり、双眼鏡を覗いたりなどを体験した。甲板では船の大きさを徒歩で体感するとともに貨物タンクの内部を覗くなど、船の設備を間近で見学した。また、エンジンルームやCOC(Cargo Operation Control room)では、翌日の初航海を迎えて準備中の外国人乗組員と交流した。
船内見学を終えた小学生たちは「船にはいろいろな機能や工夫があっておもしろかった」「将来は海に関わる仕事につきたい」などの感想が寄せられた。