財務・人事三菱倉庫が7月31日発表した、2019年3月期第1四半期(4-6月期)決算は、不動産部門で減収だったものの、物流部門がカバーし、全体では増収増益となった。
物流部門は、飲料、自動車部品、家電製品の取り扱い増加により、売上高が倉庫事業で133億7800万円(4.6%増)、陸上運送事業で127億5700万円(8.2%増)となった。
港湾運送事業は、コンテナ貨物の取扱増加により、62億5300万円(5.5%増)、国際運送取扱事業は輸出入貨物の取扱増加により、129億9300万円(11.9%増)となった。この結果、物流事業全体の売上高は、469億3800万円で8%増加した。
営業費用は、貨物取扱量の増加に伴い作業運送委託費が増加したため447億9200万円で8%増、セグメント利益は21億4500万円(7.2%増)となった。
不動産部門は、主力の不動産賃貸事業が稼働率の上昇により、売上高が73億7900万円(0.4%増)。その他の売上高は、設計施工事業の受注減少により10億9800万円で35.4%減少した。この結果、不動産部門全体の売上高は、84億7800万円で6.3%減少した。
営業費用は、設計施工の受注減少に伴う設計施工費の減少や減価償却費の減少があったため、56億1000万円(10.6%減)となり、セグメント利益は28億6800万円(3.6%減)だった。
■2019年3月期第1四半期
累計(百万円) | 前年同期比 | 対売上高利益率 |
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売上高 | 54,931 | 5.6% | |
営業利益 | 3,613 | 6.2% | 6.6% |
経常利益 | 4,642 | 5.7% | 8.5% |
純利益 | 2,833 | -10.2% | 5.2% |