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フジタ、光触媒舗装のNOx処理機能向上

話題フジタ、太平洋セメント、フジタ道路の3社は共同で、自動車排気ガス中の揮発性有機化合物(VOC)を吸着・分解する機能を持たせ、窒素酸化物(NOx)の処理能力を50%向上させた「フォトロード工法クリーンOx(オキシダント)」を、産業技術総合研究所との共同研究成果を活用して開発したと発表した。

 

フォトロード工法クリーンOxは、標準型のフォトロード工法に用いる光触媒を含むコーティング材に吸着材を添加したものを道路表面に吹き付ける。これまで困難とされていた、自動車による道路沿道のVOCを舗装表面で処理する対策技術で、自動車が排出するVOCの約20%を除去する性能がある。またNOxは標準型の1.5倍、一車線当たり1日約1万2000台分を処理する。

 

今後は、大気環境問題に対する積極的な改善策として、都市部の道路や民間施設内の外構道路などへの適用を目指し、国や自治体、大型の工場・物流施設・商業施設などへの工法の提案を行う。