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兵機海運は20.3%減収、海運・倉庫事業など低調

調査・データ兵機海運が13日発表した、2024年3月期決算は、売上高が前年比20.3%減の146億3600万円、経常利益が同10.9%増の6億7800万円、最終利益が16.8%増の5億1200万円と減収も、最終増益となった。

海運事業では、内航船で鋼材や原材料スクラップの鉄鋼輸送が4.5%減と伸び悩んだことなどで、売上高が69億3000万円と大幅減。外航事業では、極東ロシア向け航路での運航を取りやめ、東アジアへの運航サービスで収益確保に努めるなど、売上高が12億9300万円。

港運事業の売上高は48億1900万円。主要貿易国である中国の景気減速から輸入貨物は伸び悩んだが、輸出をメインとする主要顧客の取り扱いは安定して推移した。倉庫事業の売上高は15億9200万円。神戸、大阪の一般倉庫では、中国の景気後退で取り扱いコンテナ本数や梱包などの付帯作業が減少するなど、事業全体で苦戦となった。

25年3月期の通期決算は、売上高が4.3%減の140億円、経常利益が11.6%減の6億円、最終利益が18%減の4億2000万円と減収減益を予想する。

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