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トッパン・フォームズ、日野市にBPO拠点を新設

拠点・施設トッパン・フォームズは27日、旧日野工場の跡地を利用し、BPO事業の新拠点となる「日野センター」を建設すると発表した。3月5日に着工し、10月の竣工を目指す。

旧日野工場は、トッパンフォームズ創立の1965年7月に稼働し、ビジネスフォームやデータ・プリント・サービス(DPS)の中核工場としての役割りを担ってきたが、生産能力増強のため2010年10月に東京都八王子市に移転した。

現在、滝山工場として稼働し、DPSの一貫製造体制確立を目指している。滝山工場はさらなる拡張のため、ことし7月の稼働に向けた第二期工事を進めている。

また、同社ではDPS事業の周辺ビジネスとしてBPO事業が順調に拡大しており、より高いレベルでサービスを提供するため、インフラ強化を図ることにした。複雑化する顧客ニーズに対応し、十分なスペースと要員、堅牢なセキュリティー機能を備えた専用センターを新設し、受託体制を強化する。

新設する日野センターは、都市型BPOセンターとしてDPS事業の前工程、後工程である書類の受付、審査、データエントリーなどの作業や、返信物のスキャニング、コールセンター業務などの作業を請け負うBPO事業の拠点となる。

現在、同社のBPOセンターとしては潮見センターがあるが、その3倍のスペースを確保することで、これまで以上に顧客の要望に合わせたきめ細かなサービス提供が可能となる、としている。

DPSの滝山工場とBPOの日野センターは、近い立地環境を生かし、受託案件の作業内容、オーダー情報の共有、人員の流動化などを実施する。

■日野センターの概要
工場名:トッパン・フォームズ日野センター
所在地:東京都日野市旭が丘2-6-1-14
敷地面積:8784.76平方メートル(2700坪)
延床面積:1万1900.44平方メートル(3600坪)
着工:2013年3月5日
竣工:2013年10月31日