国際三菱ふそうトラック・バスは10日、小型ハイブリッドトラック「キャンターエコハイブリッド」を台湾市場に投入するとともに、小型トラック「キャンター」をフルモデルチェンジすると発表した。
新型キャンターエコハイブリッドは、デュアルクラッチ式トランスミッション「DUONIC」とハイブリッドシステムを組み合わせた、世界初の「ハイブリッド用モーター内蔵デュアルクラッチ式トランスミッション」を搭載。
エネルギー効率の高い、高性能のラミネートタイプのリチウムイオン電池を新たに採用し、ハイブリッドシステムの効率向上と小型軽量化を実現した。
台湾向けキャンターエコハイブリッドでは、4P10型ディーゼルエンジンを搭載。Euro5排出ガス規制に適合するとともに、DUONIC、ハイブリッドシステムとの組み合わせにより、大幅に燃費を向上させた。
同社はキャンターをフルモデルチェンジして発売を開始するほか、大型トラック「スーパーグレート」、中型トラック「ファイター」、大型バス用シャシーも、一部改良して販売を開始する。
台湾では、1934年からB46型バスの出荷を皮切りに、大型バス、中型トラック、キャンターなどの輸出を実施。73年には大型トラックのKD生産を開始するとともに、83年にはキャンターのKD生産も開始している。