荷主三菱重工業は18日、モーターグレーダー事業をトルコの建設機械大手「ヒドロメック社」(アンカラ)に譲渡することで同社と合意した、と発表した。
ドメイン制導入に伴う事業の選択と集中を進めたい三菱重工と、製品ラインアップの拡充による事業拡大を目論むヒドロメック社の思惑が一致した。
合意は、整地作業に用いる建設機械であるモーターグレーダー事業を有償で譲渡するもので、譲渡対象はモーターグレーダーの技術・設計、サービス事業のほか、これまで主に中東・東南アジア向け製品の供給を担ってきたタイの生産拠点を含む。
三菱重工は、「今後も一定期間、ヒドロメック社に対する技術サポートや部品の供給を行う」としており、国内外の顧客に対するアフターサービスサポートも、ヒドロメック社と協力しながら一定期間実施していく方針。