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住友林業、リフォーム向け建材配送に対応開始

ロジスティクス住友林業は21日、子会社のホームエコ・ロジスティクス(東京都新宿区)を通じ、建築現場向け共同配送サービス「JUCORE(ジュコア)物流」の対象をリフォーム現場まで拡大したと発表した。対応開始は11月1日で、首都圏および関西地区の16か所の配送拠点から、時間指定や置き配、多層階搬入など多様な配送ニーズに応じる。

▲配送センター拠点一覧(クリックで拡大、出所:住友林業)

JUCORE物流は、半径10-20キロ内に配送センターを設置して輸送距離を短縮し、異なる仕入れ先からの住宅資材を混載する「商物分離型共同配送」を実施している。これにより、従来の配送便を60%削減し、納品現場の負担軽減と物流コストの10%削減を可能にしている。

背景には、新築住宅着工数の減少とリフォーム市場の拡大がある。住友林業はリフォーム市場が2040年に9兆円規模に成長すると見込んでおり、今回の対応拡充はその需要に応えるもの。今後は26年に東海地方、30年までに福岡県への展開を計画している。また、建材メーカーから配送センターへの幹線輸送も視野に入れ、建設工程に応じた納品の最適化や積載率の向上を図る。同社は物流現場の人手不足や効率化への対応に加え、環境負荷の低減にも寄与する持続可能な建材物流モデルの実現を目指すとしている。

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