荷主
シリコンカーバイド化は、炭素とケイ素の割合を1対1とした化合物で、フルSiCインバーターとモーターの一体化により、業界最小のサイズまで小型化できる仕組みを開発したもの。
モーター用とインバーター用の冷却器の一体化により、冷却性能を向上させるとともに、筺体外周のモーター冷却水路とインバーター冷却水路を並列とする独自の冷却構造を実現した。
同社はこれまで、インバーターのパワー半導体素子に損失が小さいシリコンカーバイドを採用し、インバーターをモーターに内蔵した「SiCインバーター内蔵モーター」を開発しており、この仕組みを活用して冷却性能の強化とさらなる小型化を実現したEV用モータードライブシステムの開発につなげた。