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関東運輸局、13年度のトラック行政処分4割近く減少

行政・団体関東運輸局は18日、2013年度の貨物自動車運送事業の行政処分結果をまとめた。13年度は期中の10月1日に監査方針を改正している。

13年度の監査実施件数は1036件で12年度から11.7%減少。処分件数は302件で38.4%減少した。このうち車両の使用停止が249件で最も多かったが、前年比では34%減少。事業停止処分は13件で40.9%減少した。前の年度に43件あった許可の取消処分は年度を通じて行われなかった。

監査に至った理由としては、フォローアップとして実施したものを除くと、適正化実施機関(トラック協会)が行う巡回指導の評価結果を踏まえて実施したものが335件で最多。次いで重大事故が93件、飲酒やひき逃げなどの悪質違反が31件、過積載を理由とした公安委員会からの通報が19件――などとなった。

また、過積載を除く違反事項としては「事業計画認可事項」が101件で全体の39.6%を占め、社会保険などへの未加入も60件(構成比23.5%)と多かった。

▲2013年度の行政処分の内訳