拠点・施設
関東流通センターは東北自動車道と圏央道が交わる久喜白岡ジャンクションの近くに位置し、首都圏・関東地区配送に適した立地。ここ数年、同センターの製品取扱い量が堅調に伸びていることから、既存施設では関東地区の戸建・集合住宅・商業施設・構造物などの塗料需要に対応するには手狭になりつつあった。
さらに今後、首都圏の住宅改修市場の伸びや東京オリンピック開催による市場の活性化が期待されているとして、関東流通センターの隣接地1.1万平方メートルを2012年秋に取得。規模拡張工事として保管倉庫、最新設備を導入した調色工場の建設を進めていた。
ことし2月から保管倉庫を先行して稼動させていたが、これに加えて調色工場が本格的に稼動したことで、拡張エリアの施設が全面稼動。既存施設との一体運営による在庫保管・配送効率の向上、品揃えの拡大、注文から出荷までの時間短縮が可能になった。
新設した建屋の外観は、日本ペイント販売のカラーデザイナーを中心とした女性プロジェクトチームによる提案「地域・環境との調和、楽しく働ける職場」をイメージしたデザインを採用し、外壁遮熱塗装などの最新の環境配慮型塗料で塗装している。
同社は「今回の全面稼動以降も段階的に、調色製品の生産量と品種の拡大を進め、これまで以上に充実した配送・調色サービスを提供していく」としている。