M&A
新設投資子会社2社を通じ、事業運営主体のペンスキートラックリーシングのリミテッドパートナー持分20%をGEキャピタルグループから7億5000万米ドル(910億円)で取得する。これにより、ペンスキートラックリーシング社の持分保有比率はペンスキーコーポレーションとペンスキーオートモーティブグループが合わせて50.1%、GEキャピタルが29.9%、三井物産が20%となる。
ペンスキートラックリーシング社は北米でトラックのサービス付リース、法人・個人向けレンタル、保守請負事業を展開する最大手企業の一つで、オーストラリアでもトラックレンタル・リース事業に進出。さらに、子会社のペンスキーロジスティクスを通じ、北米、南米、西欧諸国、アジアでロジスティクス事業を展開している。
ペンスキートラックリーシング社は北米のネットワークを活用し、計21.6万台のトラック、トラクター、トレーラーを保有・管理しており、三井物産は自社のノウハウに加え、トラックを活用した複合輸送サービスを幅広く提供できるようになる。
特にペンスキートラックリーシング社の拠点とする米国では持続的な人口成長、荷動きの増加が見込まれているため、事業参画を通じて輸送コスト低減や物流インフラの効率化による関係会社、パートナー企業の最適物流構築に取り組む、としている。