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日本石油輸送、石油需要縮小で減収減益

ロジスティクス日本石油輸送が14日に発表した前3月期決算は、国内石油製品需要の縮小に伴い1.8%の減収、5%の営業減益となった。

主力の石油輸送は、北海道で鉄道輸送が終了したことに加え、長期的な需要減帯も影響して6.9%の減収。高圧ガス輸送はLNG輸送で新規輸送の獲得、営業拠点の新設により2.8%の増収となった。化成品輸送事業は国内輸送が拡大し、海外輸送も営業エリアをアジア10か国に広げたことで増収、コンテナ輸送も北海道を中心に夏場の野菜発送が好調に推移した。

今期は化成品の海外輸送業務とLNG輸送業務を成長戦略の中心に位置付け、4月にシンガポールで開設した駐在員事務所を活用、東南アジア地区で事業拡大を図る。LNG輸送業務など国内輸送も営業拠点の新設、新規輸送の獲得に注力する。

これらにより、売上高は306億円(0.5%増)、営業利益7億円(4.4%減)、最終利益6億円(5.2%増)を見込む。

[日本石油輸送]2015年3月期連結決算(単位:百万円)

 2015年3月期2014年3月期増減 
売上高
30,45231,012-1.8%
営業利益
732770-5.0%
経常利益
1,0221,054-3.1%
当期純利益
570810-29.6%