拠点・施設グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は13日、神奈川県座間市で総延床面積13万1712平方メートルの先進的物流施設「GLP座間」の竣工式を行った。
同施設は2011年12月に日産自動車座間事業所の跡地を取得し、2014年に着工した地上5階建てのマルチテナント型物流施設で、15年に入ってGLPが竣工した施設としては最大規模。
各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基、10トン車175台、4トン車275台分のトラックバース、395台の乗用車駐車場、31台のトラック待機場を設けた。1フロアの面積は2万3000平方メートルと広く、汎用性が高い。
テナント企業が有事の際に事業継続性を確保しやすいよう、免震構造、バックアップ電源、地下水供給設備などの設備を採用し、環境面では全館でLED照明を導入しているほか、免震構造とプレキャストコンクリートの採用によって、建設工事の合理化と長寿命化を図った。これらにより、ライフサイクルCO2を12%削減、米国グリーンビルディング協会からLEEDゴールド予備認証を取得している。
同社の帖佐義之社長は「GLP座間は総延床面積13万平方メートル以上の規模に加え、事業継続性の確保と環境へ配慮した最新鋭の設備を備えている。また、柱間口を11メートルとして自由度の高いレイアウトが可能な構造となっていることから、物流作業そのものを有効に行えるようになっている」と施設の特徴を説明している。
所在地:神奈川県座間市広野台2-10-10
敷地面積:5万8908平方メートル
延床面積:13万1762平方メートル
着工:2014年5月
竣工2015年6月