ロジスティクス日本通運は9日、タイとミャンマーを結ぶ陸路輸送サービス「NEXAO-BY1000」の使用ルートを変更し、輸送時間を4日から3日へと短縮したと発表した。8月4日に初便を運行した。
(出所:日本通運)
タイ日本通運とミャンマー日本通運が提供する陸路輸送サービスで、これまで日替わり片側通行だったミャンマーのミャワディーからコーカレイ間の山岳道路に6月からバイパスが開通したのを機にサービスを改善した。
これにより、ミャワディーとコーカレイ間のリードタイムが従来の最大4時間から30分へと大幅に短縮し、バンコク-ミャンマー間のトア・ツー・ドア輸送のリードタイムが4日から3日へと改善。海上輸送時との比較では18日間の輸送日数を削減することとなった。
コストも海上輸送と同じ水準でドア・ツー・ドア輸送に対応できるほか、走行中のダメージが減少し、輸送品質も向上した。日通では、このルートを使った混載輸送の実施も検討している。