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山九・バンドー化学、固縛ベルト用張力計を開発

サービス・商品山九は18日、バンドー化学と共同で輸送貨物の固縛ベルト用張力計を開発したと発表した。

固縛用ベルトが輸送貨物を固定する張力を測定できるデジタル張力計で、多様なベルトの張力を測り、デジタル値で管理できる。輸送貨物によって固縛ベルトが交差している状態でも測定が可能で、最大張力測定能力は1万9600Nと高張力にも対応する。

輸送環境の多様化に伴い輸送中の振動・衝撃による荷崩れ、物損事故が問題となっているが、固縛時の締め付け力の確認をすべて人の感覚で行っているのが主な要因となって、バラつきが生じていた。

今回開発した張力計の導入により、高い精度で固縛用ベルトの張力を数値管理でき、輸送貨物の荷崩れの原因の一つとされる張力不足を防ぐとともに、輸送の信頼性を高めることが可能になった。

今後、山九グループの物流拠点で評価・検討を行い、2016年10月に販売を開始する。

■製品概要
販売時期:2016年10月
金額:未定
寸法:160×80×80ミリ
本体材質:樹脂
測定対象:ラッシングベルト
固縛資材測定範囲:490N-1万9600N
装置自重:1.5キロ
その他:電池式、データ蓄積可能、マイクロSD対応、特許出願済(特2015-27693)