ロジスティクス
同社は20年に向けた天然ガスの需要の増加に対応する製造・供給インフラの柱として同基地の建設を進めており、LNG船やLPG船の受入設備となる大型桟橋、容量23万klのLNGタンクと熱量調整用のLPGタンク、ガス製造設備などを備える。栃木県真岡市の既存パイプラインと接続する「茨城-栃木幹線」(茨城県日立市-栃木県真岡市)とともに、今年度中に稼働を開始する。
試運転では、まずLPGをタンクに受け入れ、LPG関連の設備や機器の機能確認を行った後、LNGをタンクに受け入れるとともに、LNG気化器などの機能確認と総合調整を行い、稼働を開始する。LPGの受け入れ以降、12月下旬までLPGやLNGの一部が気化して発生するガスを安全に処理するため、フレア放散を行う。
■日立LNG基地の概要
敷地面積:10.4万平方メートル
受入設備:LNG・LPG受入バース、内航船出荷バース
LNGタンク:23万kl(地上式)1基
LPGタンク:5万kl(地上式)1基
LNG気化設備:オープンラック式3基
LNGローリー出荷施設:6レーン