ロジスティクス日本郵便は6日、石川県珠洲市の珠洲郵便局で受取人の受領印を受けずにマイナンバー郵便物を配達する事例が21件あったと発表した。
また、三重県伊勢市の伊勢郵便局では、マイナンバー郵便物の誤交付事故が発生した。珠洲郵便局での事例では、カード配達時に郵便局の職員自らが配達証にサインをしていたという。
マイナンバー郵便物の誤配達が続くなか、山本早苗総務相は6日、珠洲郵便局の事案について「許し難い事例」と表現、「マイナンバー制度そのものに対して不安を惹起させかねない」と述べ、安倍晋三首相に報告したことを明かすとともに、日本郵便に対して2回目の行政指導を行う考えを示した。
山本総務相は2日、日本郵便の高橋亨社長を呼び、再発防止策の報告と郵便局に対する指導徹底を要請している。