ロジスティクス東部ネットワークが5日発表した2015年4-12月期決算は、売上高が0.1%の微増収にとどまった一方、営業利益は貨物自動車運送、商品販売、不動産賃貸など全部門で増益となったことを受け、60.4%の大幅な増益となった。
清涼飲料輸送は、主要荷主のコカ・コーラグループが世界標準システムを導入し、合理化と在庫圧縮に力点を置いた施策を行った影響で総輸送量が減少。びん・容器輸送も食品メーカーがペットボトルや紙容器などの軽量化を進めたことで国内生産が減産体制となり、輸送量の減少につながった。新輸送システムでは、ビールメーカーが新製品の大量出荷を行ったほか、年末の繁忙期と重なり、大幅な増収となった。
[東部ネットワーク]2016年3月期第3四半期決算(単位:百万円)
2016年3月期 第3四半期 | 2015年3月期 第3四半期 | 増減 | ||
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売上高 | 9,572 | 9,567 | 0.1% | |
営業利益 | 1,013 | 631 | 60.4% | |
経常利益 | 1,066 | 673 | 58.4% | |
当期純利益 | 720 | 437 | 64.5% |