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アサヒビール、福島工場の出荷エリアを拡大

拠点・施設アサヒビールは13日、東日本大震災でに被災した福島工場(福島県本宮市)の増産体制が整ったとして、5月上旬から出荷エリアを段階的に拡大すると発表した。

 

福島工場は東日本大震災で被災、製造を停止していたが、製造ラインの一部復旧に伴い昨年10月3日から仕込み作業を再開。11月25日から福島県を中心に一部商品の出荷を開始した。

 

その後も復旧に取り組み、増産体制が整ったことから出荷エリアを拡大することにしたもの。5月上旬からは青森、岩手、宮城、秋田、山形、新潟の6県へ出荷を再開する。

 

同社は昨年11月に福島工場の製造を再開した際、同工場専用のゲルマニウム半導体検出器を導入し、製品検査体制を強化した。これにより、使用する水については毎日、原材料は受入れの都度、さらに最終製品としてできた段階でも、品質を確認した上で出荷している。