ロジスティクス
同社のフィリピンでの船員育成に関する取り組みは、1993年の「K Line Maritime Training Corporation」設立に始まり、2008年2月に完成した既存ビル「K Line Building」内でKLMA Philとして拡大を図り、現在では年間延べ1万人の受講者を受け入れ、安定的に良質な船員の確保と育成を行っている。
今回オープンした新ビルは、最新の医療機器を備えた船員用クリニックや225人が利用可能な宿泊施設を有するとともに、上層階にはオフィス・フロアーを持つ11階建ての複合施設で、重要化するフィリピン人船員だけでなく、同社運航船すべての船員の確保・育成の「象徴的な施設」となる。
ビルには同社駐在員事務所をはじめ、船員のマンニング会社、海運代理店、ロジスティックス関連会社などのグループ会社が入居し、グループ内の相乗効果も期待されている。