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トヨタ、再資源化実績を公表、累計赤字圧縮

話題トヨタ自動車は15日、自動車リサイクル法に基づくASR・エアバッグ類・フロン類の特定3物品の2011年度再資源化実績を公表した。

 

ASRの引取りは66万台(重量ベースで14万トン)で、このうち13万トンを再資源化した。ASR再資源化率は通年で約93%となり、07年度から継続して15年度法定基準70%を大幅に前倒しで達成、車両のリサイクル実効率に換算すると約99%の結果となった。ASR再資源化率は06年度66%、07年度76%、08年度80%、09年度81%、10年度85%。

 

エアバッグ類の引取りは42万台(147万個)で、回収による再資源化率は94%と法定基準85%を上回る水準を確保した。

 

トヨタが特定3物品の再資源化などに要した費用総額は、社内のシステム関連費、専任人件費を含めて66.8億円となり、資金管理法人から払渡しを受けた顧客からの預託金総額70.2億円を3.4億円下回った。これにより、自動車リサイクル法施行後の04年度からの累計収支は10.8億円の赤字から7.4億円の赤字に改善した。