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JR貨物、走行中カバー外れ旅客列車に接触

事件・事故日本貨物鉄道(JR貨物)は4日、武蔵野線を走行中の貨物列車の貨車からカバーが外れ、旅客列車に当たる事故が発生したと発表した。

4日15時9分頃、武蔵野線の越谷レイクタウン駅構内で、福島臨海鉄道線小名浜駅発信越線安中駅行の「5094列車」(19両編成、機関車1両+貨車18両)に編成されていた後ろから2両目の「トキ25000-6号車」に装着していたカバーが外れ、駅を通過した際にすれ違った旅客列車にカバーが接触した。

越谷レイクタウン駅の下り線に停車していた旅客列車の運転士は、貨物列車が同駅を通過し旅客列車とすれ違った際、異常な音を感知し、周囲の列車を緊急に停止させる防護無線を使用。無線を受けて停止した貨物列車の運転士が確認したところ、後部から2両目の貨車に装着していたカバーが外れ、進行方向右側に開いたため旅客列車に接触しているのを発見した。

乗客や乗務員などにケガはなく、武蔵野線は東所沢駅-吉川美南駅間で運転を見合わせていたが、JR東日本などと連携して復旧作業を行い、19時37分に運転を再開した。