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従来、金属面へのRFIDタグの取り付けは、RFIDリーダーから放射される電波が金属面で反射することで通信が遮断されるという課題があり、一定の空間を設ける必要があった。
同製品は、村田製作所が持つ金属面に対応するRFIDタグに関する特許技術を活用し、貼り付けた金属面をアンテナの一部として活用する製品として商品化。これにより、RFIDタグ単体と比べ金属面に貼り付けた状態では、通信可能距離が伸びる特徴を持つ。
たとえば、プラントや建設現場などの広大な敷地で使われる鉄資材や物品、製造業の設備・備品などの固定資産の管理は多くの手間がかかるが、金属面に対応した同製品を活用することで、専用のハンディ端末やゲートを用いた読み取りを行うことができ、安全でスピーディな資産管理が可能となる。
また、同社が提供するRFIDミドルウェアと組み合わせて使うことで、固定資産の棚卸しだけでなく、特定の物品をピックアップすることが可能なモバイルアプリケーションも利用できる。