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宅配便の顧客満足度、低下傾向に

調査・データ日本生産性本部サービス産業生産性協議会は18日、2018年度日本版顧客満足度指数(JCSI)第3回調査として7業種の顧客満足度を発表した。「宅配便」カテゴリーは、17年度に比べ顧客満足度が低下傾向にあることがわかった。

17年度と比較して、上昇傾向であったのが、「スーパーマーケット」「エンタテインメント」「事務機器」「ガス小売」だった一方、低下傾向でだったのが、「携帯電話」「宅配便」だった。特別調査を除いた5業種で経年変化を全業種平均(17年度まで)と比較すると、14年度から17年度にかけて、宅配便を除きほぼ上昇傾向にあり、全業種平均と同様の傾向となった。18年度は宅配便に加え、携帯電話も低くなっている。

宅配便業種は16年度以降スコアが下降。順位は、1位ヤマト運輸、2位日本郵便、3位福山通運となっている。ヤマトは宅配便平均と同様に016年度以降スコアが下降傾向にあり、日本郵便は14年度以降ゆるやかに上昇していたが16年度をピークにやや下降傾向となっている。福山通運は14年度以降70点前後で推移している。

この調査は、総計12万人以上の利用者からの回答をもとに実施するもので、今年度は年6回に分け、30業種超、400の企業・ブランドの調査を行う。

■調査全文
https://www.atpress.ne.jp/releases/165359/att_165359_1.pdf