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米宅配ロボットベンチャーが無人配送開始

ロジスティクスプロパティエージェント(東京都新宿区)は7日、同社が出資する米シリコンバレーの宅配ロボットベンチャー「ロビーテクノロジー」がペプシコと提携し、パシフィック大学構内で無人配送ロボット「スナックボット」の走行を開始したと発表した。

1回の充電で20マイル(32.2キロ)を走行する性能を活かし、学生や教師たちがスマートフォンからスナックなどをオーダーすると、指定された場所まで無人デリバリーロボットが商品を届ける。

デリバリーロボットは、ロビーテクノロジーの「ロビー2」をベースに開発されたもので、6輪駆動による優れた走行性と耐久性を備える。ヘッドライト付き赤外線カメラを搭載しているため、暗闇や悪天候の中でも自律走行が可能で、省電力化も特徴。

今後、ロビーテクノロジーは「中期的に」グローバル展開していく計画で、プロパティエージェントでは、「宅配クライシス」に直面している日本市場での展開を見据え、自社の「優先的な地位での関与」を交渉していく考え。

また、自社が持つ特許「建物内搬送システム」と並行して宅配ロボットビジネスに関与し、住居内の機械設備や仕様にとどまらず入居者の利便性をたかめていく仕組みや機械装置の導入などを目指す。