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石油連盟、群馬県と災害時の燃料供給で覚書

ロジスティクス石油連盟は14日、群馬県との間で「重要施設への石油燃料供給のための覚書」を締結したと発表した。

昨年の東日本大震災時に政府からの被災地需要家に対する緊急供給要請を受け、安定供給の継続に努めたことを踏まえ、今後の大規模災害が発生した際には、政府からの緊急要請に対して迅速・円滑な対応ができるよう、全国の道府県と覚書を締結することにしたもの。

災害拠点病院や防災拠点などの重要施設への燃料供給に必要な情報を共有する。

覚書では、それぞれの自治体で災害時など緊急時に石油燃料が必要な重要施設をリストアップし、施設への給油に必要な情報を調査・取りまとめた上で、石油連盟に提供し、共有(データベース化)しておくことで、大規模災害発生時に想定される政府を通じた緊急要請に備えることとしている。

今回の群馬県との覚書締結は、県単位では埼玉県、山形県に続き3県目となる。石油連盟では、今後、ほかの道府県との間でも積極的に情報の共有化を進める。