サービス・商品伊藤忠商事は18日、効率的で持続可能なサプライチェーンの実現に向け、データに基づいて課題の発見から改善の実現まで一気通貫で支援するDXソリューションを開発し、グループ企業への提供を開始したと発表した。
提供を始めたのは「サプライチェーン視る・解く・回すサービス」(通称「SC“み・と・ま”サービス」)で、ビッグデータ活用サービスを手がけるブレインパッド(東京都港区)と物流コンサルティングのロジクロス・コミュニケーション(東京都中央区)とともに開発した。およそ70種の「ダッシュボード」と呼ばれる分析ツールを活用し、企業のサプライチェーンを「視る」(データ・業務の課題の初期診断)、「解く」(発見したデータ・業務についての課題改善)、「回す」(定期診断、自走化支援)のサイクルで支援する。
「視る」では1か月で課題を診断・特定し、「解く」で企業の状況に応じたデータ取得の整備や具体的な業務内容の改善を支援。「回す」で改善後の定期的な第三者目線での診断やデータ活用の自走化をサポートし、最終的には、計画的なサプライチェーンの効率化に向けて各企業が独自に取り組める環境の実現を目指す。
伊藤忠商事は2018年に全社統合データ基盤(Data Lake、データレイク)を構築後、グループ企業のデータを活用し、社内のデータ分析専門組織「BICC」を中心にサプライチェーンの課題解決を支援してきた。今後は、同サービスを通じて、サプライチェーンの課題や解決策をグループ間で共有し、各社の課題を早期に特定・解決することで、グループ全体の効率的、持続可能なサプライチェーンを実現し、企業価値を高めていくとしている。
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