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鉄鋼連盟調べ、鋼材出荷が6か月連続増加

荷主日本鉄鋼連盟は3日、2013年12月の普通鋼鋼材需給速報を発表した。12月の普通鋼鋼材生産は、前年同月比9%増の635.6万トンと10か月連続の増加となった。また、前月比では8.5万トン・1.3%減少した。

12月の出荷は、国内向けは420.4万トンで、前年同月比では61万トン・17%増と6か月連続の増加。前月比では17.7万トン・4%減少した。輸出向けは219.8万トンで、前年同月比で16.9万トン、7.2%減と2か月振りの減少となった。前月比でも3.9万トン・1.7%減少した。

この結果、出荷合計では、前年同月実績の596.1万トンに対し、44万トン・7.4%増の640.2万トンと2か月連続の増加となった。また、前月比では21.6万トン・3.3%の減少となった。

12月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(647万トン)比4.6万トン・0.7%減の642.5万トンで、2か月連続の減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(524.3万トン)比1.4万トン・0.3%増の525.7万トンと2か月振りの増加。また、問屋在庫は前月末(122.7万トン)比5.9万トン・4.8%減の116.8万トンと2か月振りの減少となった。

国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(549.4万トン)比3.3万トン・0.6%増の552.7万トンと2か月振りの増加となった。輸出船待在庫は前月末(97.6万トン)比7.8万トン・8%減の89.8万トンと2か月連続で減少した。

在庫増減をみると、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼帯(幅600ミリ以上)が6.3万トン減の156.9万トン、鋼板が1.7万トン減の63.1万トン、鋼矢板が1.4万トン減の5.5万トン、冷延広幅帯鋼は1.2万トン減の54.5万トン、その他の金属めっき鋼板は1万トン減の29.5万トンだった。

一方、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、小形棒鋼(3.6万トン増の67.2万トン)、H形鋼(1.6万トン増の31.7万トン)、特殊線材(1万トン増の5万トン)の3品種。

12月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の97.8%から2.6ポイント上昇し100.4%と2か月振りに100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の125.4%から6.1ポイント上昇し、131.5%となった。