ロジスティクス
君津支店は、長尺物や鋼材などの重量物輸送を主要業務とし、トレーラー20台を含む大型トラックなど40台を保有する事業所で、大排気量、重量物輸送という特殊条件から「トレーラーではエコドライブは難しい」と思われていた。
しかし、環境負荷低減、安全確保、コスト削減のいずれにもエコドライブが有効であると考え、UDトラックスの協力を得て研修開催に至ったという。
研修は座学と実習の2部構成。座学はエコドライブに関する知識だけでなくトレーラー特有の走行特性も加えて安全にも配慮した。実習は業務車両に仮の荷物を積載し、一般道約11キロメートルを40分前後で走行するという日常業務と変わらない条件で行った。
実習では、テストコースではない実務と同じ環境条件でも、参加した4人の燃費平均改善率が約21%に達し、同社では「トレーラーによる重量物輸送でもエコドライブは非常に有効な対策で車種などによる例外はない」と研修の意義を強調。同じ研修を7月上旬にも開催し、今後も継続することとした。